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別れは突然に。

もう1年以上放置状態のこのブログ。
「更新しないの?」というお声は頂いておりまして、そのうち・・・と思いながら、twitterとかFBなんかでちょこちょこと情報発信してましたんで、改めてまとまった投稿を、という感じにはならず。
結果こちらはすっかりほったらかしで、ホントに今さら感満載の更新ですみません(^^;)


昨年は、義父の死からちょうど1ヶ月後に、あの恐ろしい東日本大震災があり。
何かしなければという焦燥感と、何もできない無力感に苛まれ。
それでもどうにか1年が経ち、身の回りの日常も、世情も、少しずつ元に戻っていることを実感していた今日この頃でした。
義父の一周忌も恙無く終わりまして、そろそろ何か一区切りをつけたいと思っていた矢先。


突然でしたが・・・この週明け、母が亡くなりました。






以前に父が倒れ、どちらかというと父の健康の方が気がかりでしたので、母の事は寝耳に水でした。
ただ、体調や精神的な不調は以前からあったようで、先日電話した時にもやけに暗い雰囲気だったので心配はしていたのですが、命にかかわる深刻な状態だった訳ではなく。
それがこの週明けの早朝、突然の訃報・・・。
前日の夜、自宅風呂で服を着たまま倒れての溺死だったらしく、倒れた原因が不明の為、検死解剖にまで回され(しかし結局原因はわからず)、遺体に逢えたのは翌日の夜。
そこから通夜、葬儀と慌ただしく余裕もないまま、母の死出を見送る事となりました。

実家はちょっと複雑な事情がありまして、私が子供の頃に父の単身赴任をきっかけに別居状態となり、その後離婚などする訳でもなくお互い行き来はあるものの、現在まで、父は上の弟と、母は下の弟と、それぞれ別々の家に暮らしていました。
そんな中、老後の面倒はかけまいと、今まで気丈に振舞っていた母。
もう少し母の様子を気遣っていれば、こんな事にはならなかったのではないか・・・。
遺体に面会するまでは、家族各々が後悔の念にさらされ、家庭を顧みなかった父を弟が責める場面もありました。
それでも、検死から帰ってきた母を迎えた時、悔いても何もかもが元には戻らない事を改めて実感し。
そこからは、ただ母が安らかに旅立ってくれる事だけを、家族みんなで願っていたと思います。


葬儀が終わった日の夜、今までそんな機会は全くといっていいほどなかったのですが、父と弟、そして遠方から葬儀に参列してくれた母の姉といとこと一緒に、居酒屋で会食。
その後は弟の馴染みのスナックに全員でお邪魔し、みんなでカラオケで歌いました。
みんな、憑き物が落ちたかのように、穏やかな笑顔でした。
父の歌った、北島三郎の「男の涙」、石原裕次郎の「粋な別れ」・・・ベタだなぁと(笑)思いながら、これも父の精一杯の想いなんだろうなと思って、ちょっと泣けました。
私もベタですが・・・「涙そうそう」「木蓮の涙」を、母の為に、心をこめて。


いつか来る別れとは言え、今回はあまりに突然で。
まだ何の整理もついていない状況ですが・・・こんなきっかけで、ブログを再開してみたりして。
書いていて、何となく気持ちも少し落ち着いたかもです。
お目汚し、ご容赦下さいm(__)m

by neko_myboom | 2012-04-21 12:06 | 家のことネタ